

作家: 守屋麻美 Moriya Asami
タイトル: 「真珠の耳飾りの少女」
作品サイズ: 27.3×22.0㎝
支持体・材料: キャンバス、油彩
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●作家コメント
オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品「真珠の耳飾りの少女」をリメイク。
少女の何とも言えない表情やあどけなさ、そして大人の女性の落ち着きや色気、思考、体つきの変化を作品では少女の顔を包帯で表現した。体の部分のいくつもの球体は過去から今までの経験である。画面全体に引かれた斜めの線は時間や時・瞬間を表現した。作品全体では“少女から大人の女性への成長過程”を描いた。
● 守屋麻美 略歴
1991年 静岡県生まれ
2012年 女子美術大学短期大学部専攻科 修了
2018年 東京藝術大学大学院美術研究科 卒業
現在 独立美術協会 準会員
●店主より
非現実の世界、怪異な形だがどこかリアリティのある生き物を描く。 テーマは「わたしの奇妙な生物(こども)たち」。海・山・・洞窟に生息しているが作家のイメージは宇宙のどこかの星である。その形や質感は日常接する動植物からイメージを昇華させる。 ゲームのキャラクターのようだがそれを創りだすための道具はキーボードやマウスではなく油絵具と筆である。
彼女の指先から生まれる気味が悪いがどこか愛らしい生物たちは今日も宇宙のどこかから地球を眺めている。