

作家: 守屋麻美 Moriya Asami
タイトル: 「福始~出港 (七福神)」
作品サイズ: 91.0×116.7㎝
支持体・材料: キャンバス、油彩
額縁が付きます。
画像をクリックすると全体をご覧いただけます。
●作家コメント
七福神をテーマに作品を制作。背景は雲海の世界。
船全体が龍になっており、乗客(七福神)たちが今か今かと出発を楽しみに待っている。
乗客の荷物を船に運んでいる乗組員。そして船の出向を見送りに来た生き物たちの様子を描いた。
この作品は 2021 年に制作。きっかけは私自身 2020 年~21 年の年は大殺界並みに大変な年でした。
1 つでもいいことがありますようにと願い用心深く暮らしていた日々。
作品制作をするにあたり、「私らしさとは何か」・「私らしい作品とは何か」と常に考えていました。
この作品では「リセット」・「再出発」という意味を込めて、幸福の始まりの意味を持つ「福始~出港」というタイトルを付けました。
● 守屋麻美 略歴
1991年 静岡県生まれ
2012年 女子美術大学短期大学部専攻科 修了
2018年 東京藝術大学大学院美術研究科 卒業
現在 独立美術協会 準会員
●店主より
非現実の世界、怪異な形だがどこかリアリティのある生き物を描く。 テーマは「わたしの奇妙な生物(こども)たち」。海・山・・洞窟に生息しているが作家のイメージは宇宙のどこかの星である。その形や質感は日常接する動植物からイメージを昇華させる。 ゲームのキャラクターのようだがそれを創りだすための道具はキーボードやマウスではなく油絵具と筆である。
彼女の指先から生まれる気味が悪いがどこか愛らしい生物たちは今日も宇宙のどこかから地球を眺めている。